私の大好きな人
彼の第一印象は
「 変な人 うるさい アイドルらしくない 」
だった。それに加えて
「 好きなタイプではない 」
なんて勝手に決めつけていた。
彼の存在を知ったきっかけはとあるバラエティ番組だった。そこでの彼はハイテンションで変な空気を醸し出していて一般的に見ると明らかにスベっていた。そんな彼のボケを周りのメンバーがつっこんでカバーしていて...という流れだったがその変な空気が嫌いだった私にとって
見るに耐えなかった。そんなひょんなことから彼の存在を知り拒絶していた。
魅了を知るまでは。
私は当時若いながらも色々と悩みを抱えていた。周りのことが何も上手くいかなくてどうしようもなかった。そんな日々を送っていた。
そんな時友人から「 オススメのCD貸してあげる 」というメールがきた。
友人は私の無気力さに気づき励まそうとしてくれたのであろうとその「オススメのCD」を楽しみに待っていた。
そしてそのCDが手に渡る時がやってきた。
ここで、誰のCDか聞くのを忘れていたので
借りるついでに訪ねてみた。
「 関ジャニ∞ ! 」
その答えに私は虫唾が走った。
あの人が所属しているグループだと。
彼らの音楽は聴いたことがなかったといえば嘘になるが聴いたことがあるとしても「無責任ヒーロー」などといった代表曲だけだった。
そのグループの名前が出された瞬間正直借りるのを断ろうかと思ったぐらい毛嫌いしていた。
しかし、励ましてくれようとしていた友人に失礼なので仕方なく借りたのだ。
家に帰りCDプレイヤーを取り出し
借りたCDをプレイヤーの中に入れた。
そして友人の言う聴いて欲しい曲を再生した。
何かがおかしかった。
その何かはすぐに分かった。
彼らの歌声が素晴らしかったのだ。
私が想像していたものとは違っていた。
嘘かのように涙が溢れていった。
「 悲しみも喜びもごちゃ混ぜにして 心から聞こえる叫び声にさえも耳をふさいでた 」
このフレーズを歌っている声が気に入っていた。綺麗な声でこの曲を強く伝えようとする歌声でその声に私は一瞬で惚れていった。
誰だろうこの声は。
その答えはすぐに返ってきた。
「 丸山隆平 くんだ 」 と。
その事が分かった瞬間私は今まで彼にぶつけていた勝手な印象を消し去りたいぐらい申し訳なく思った。それぐらい彼に対する印象が変わっていった。単純な奴だと思われるだろう。だがそういう訳ではない。彼の歌声が私の心を救ってくれたのだから。
それから私は彼と彼が入ってるグループ 「 関ジャニ∞ 」 について色々調べた。
沢山出てくる。私が知らなかった魅力が。
私はふと思った。こんな素敵な人達がなんで
内に潜めて外野ではおちゃらけた感じにしていたのか。まだその時の私には分からなかった。
なにせ、全く彼らのことを知らなかったのだから。検索をかけたり彼らが出る番組を漁っていたらその答えが見えてきた。
彼らはJr時代からがむしゃらにもがいてきて
そうやって自ら勝ち取って行ったのだと。
そしてそれを今も続けているんだと。
その答えが見えた時私は更に彼らが好きになった。そしてその中でも私が「苦手」だった
丸山くんが大好きになった。
「 好きなタイプではない 」から
「 好きなタイプ 」いいや 「 大好きな人 」に変わっていったのだ。
丸山くんの魅力は沢山ある。その中でも私は
「 アイドルらしさ 」 が魅力だと思った。
冒頭では「 アイドルらしくない 」 と述べていたが違った。彼はアイドルを貫いていた。
バラエティでは確かにアイドルらしからぬ行為ばかりだがライブや音楽番組では違った。
存在自体がキラキラしていて輝かしくて
不意に見せる真剣な目に心を射抜かれて
かわいさとかっこよさを両方持ち合わせていた。
これはもう虜になるわ...と圧巻するばかりだった。
そしてもう一つ彼の魅力。それは 「 ベース 」
にあると思った。彼は元々ギターをやっていたが 身長が高いからベースという難癖を付けられ始めたのがベースらしい。
そんな彼は今となっては物凄いテクニックで
華麗な演奏を魅せるもんだから魅了されていくに決まっている。しかしそれだけではない。
彼の魅力がベースだと思ったのはとある番組にあった。
練習してもなかなか他のメンバーよりも上達出来ずにいた。その頃メンタルも弱く一人で抱え込むこともあった。人のことばかり気を遣って怒られた時どうしていいかわからない。ヘラヘラすることしが出来ないんだ。とそう言った彼に村上くんが 「 俺に相談せいなんでも俺がやったるから 」 とその言葉に彼は他のメンバーが頑張っているのに対して自分が情けなく感じ努力して努力して何度も挑戦した。その結果
今のベーシスト丸山隆平がいる。そんな内容だった。正直それを見た時は驚きを隠せなかった。彼にもそんな時期があったんだ。と。
そして、その事をふまえ彼の音を聴くと増してよく聴こえるのだ。彼の努力の結晶がベースにあるというのを知ったから。
それから私は彼のベーシストとしての一面が
好きになっていった。
メンバーに支えられてメンバーに愛されてきた
彼だからこそ
「 メンバーが大好きです 」と言える。
そのお返しをメンバーそしてeighterたちにしっかりと返してくれてる
そんな優しくて魅力的で全力な彼が
「 私の大好きな人 」です。
以上、今日のひとりごと。